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ネパール−チベット


旅程

1日目 関空からネパールへ
2日目 カトマンズ
3日目 カトマンズからラサへ
4日目 ショートン祭り
5日目 ポタラ宮
6日目 ヤムドク湖
7日目 ラサからカトマンズ
8日目 カトマンズから関空

1日目

なんせ普段ゆっくり寝ているもんで、朝7時に起きて関空に行くんがしんどい。
荷物はディバッグと汚い袋である。例によって適当な荷物だ。
集合してみると、皆かっこいい旅行鞄だったので、ちょっと嬉しい。
関空でGショック風の時計(実はポイント)と、X線を通さない袋を買う。
出国の時に係員に帽子を脱げと言われ、その上じろじろ見られる。写真のせいか?
免税店でマイセライト20個を買う。おまけにサングラスが付いて、3KYぐらいだったはず。
ロイヤルネパール航空の飛行機に乗るが、なぜか西南航空と書いてある。
当然喫煙席に移動する。
当然飛行機は飛び、一路上海へ。

トランジットするわけでないが、上海空港で飛行機を降りてうろうろしていると、
どうやら遅れるらしい、というのが、モニターに出ている。
しょうがないので、タバコの吸えるところを探す。かなり端のほうだ。
携帯は入らないのだが、「もしもし」とやってる人がいる。イリジウムか?かっくいい!
しかしぜんぜん飛ばん。
しょうがないので、アイスクリームでも買おうとしたら10元だという。
両替してないんで、ドルで払う。
抹茶である。
抹茶アイスを食っても、まだ飛ばない。
大竹まこと曰く、「まだ30分ぐらい大丈夫ですよ。タバコでも吸ってきてください」とのことだ。
タバコを吸いにまた我々は移動する。
タバコを吸って戻りしなに、うどん屋が目に付く。
「ん〜〜〜〜〜、うどん」心が迷う。
が、パスだ。
で、のこのこ歩いていると、呼んでるじゃないか?
「カトマンドゥ〜カトマンドゥ〜」
わしらか?
「カトマンドゥ〜カトマンドゥ〜」
同じように叫んでみる。
どうやら飛行機は飛ぶらしい・・・
走る、走る、走る、階段も走る。
そして、飛行機までのバスの乗り込むと、やおらバスが動き出す。
わしらか?
どういう人間が飛行機を遅らせているのか分かった。

飛行機に乗ると、また食い物のニオイがする。
2度目の食事である。
飛行機の中で夕方になる。
そして夜になる。
暇なので、オンラインで読むのが面倒だからプリントアウトしてきたインタネのページを読む。
民族自決問題、宗教、タンカ等の知識を仕入れる。

そしてカトマンドゥ空港に到着すると、夜だった。
入国ロビーに何故か蚊が多い。
仏教国ネパールに足を踏み入れるやいなや、殺生をしてしまった。
日本から持ってきたムヒが役に立つ。
何故か空港ロビーから離れたところにマイクロバスが止っている。
えんやとっとと歩いていくが、道がぬかるんでいる。
子供が走りより、荷物を運ぼうとするが、両替していないんで、「のーさんきゅー」と言うと、
「のーぺいのーぺい」と言う。うそつきめ。
「のまにーのまにー」と言っていると、他に走っていきよった。現金な奴め。

ホテルにマイクロバスで向かう。
のだが、途中、ショートカットしようとしたところ、バスが故障する。
「この道はレベル高いね」ということらしい。
確かに舗装していない道が多いし、デコボコである。
「非常にバンピーなサーキットですからねえ」と今宮さんなら言うだろう。
バスの中は蒸し暑い。が、気合で寝る。
そしてバスを乗り換えて一路ホテルへ。
街並は非常にアジアである。街灯が少なく、暗い。
当然、人も、自転車も、人力車みたいなのも、三輪車も、車も、そして牛も走っている。
夜だと言うのに、皆元気だ。

ホテルについて、ロビーで一息いれる。
テレビではムトゥーのようなのが、踊っている。
ちなみに、ホテルのあるタメル地区と、インドのタミル地方は全然関係ないらしい。
3人部屋だが、タオルが2セットしかない。
部屋の外=ホテルの前ではトラックの荷台の上でなにやら盛り上がっている。
なんとなくビールを注文する。
ツーボルグってのが「ネパリビヤ、ローカル」らしい。
ホテルでルームサービスしても日本の自動販売機で買うのと同じぐらいだ。
しかしルピーに両替してなかったんで、フロントでくずしてもらう。
チップに10ルピー=20円ほどあげる。安いんだか高いんだか・・・

初日はそんなもんである。